海と田畑と山に囲まれた日本の箱庭、隠岐の島海士町。
宮崎さんは大学時代にゼミを介して海士町に出会い、その自然とともに生きる島の人たちの姿に魅了され、大学卒業後海士町にIターンしました。
民宿で修行を積んだのち、現在はご夫婦で田舎暮らし体験のできる民泊「みやざきサービス」を営んでいます。
夫婦とも都会からのIターンですが、島の生活で困ることはほとんど無いそう。半農半漁で生活するこの島の生活はとてもバランスがよく、困ったときも助けてくれる人の温かさがあるそうです。海士町や島の生活の魅力をもっと広く知ってもらい、たくさんの人に訪れてほしいと語るご主人。
家は昔ながらの日本家屋作りで、広々とした台所や家の周りをぐるりと囲む縁側があり、とても風通しのいいお家です。
裏には誰もが癒されてしまう原生林の山、庭には小さな畑があります。ミツバチのほかニワトリ7羽と暮らしています。産みたての卵を食べることができます。
海・山・田畑の繋がりを意識し、なるべく自然と長く付き合っていきたい、という考えで、無農薬・無肥料で米や野菜を育てています。収獲したもので、自家用の味噌・醤油・納豆などの加工品作りも、楽しみながら取り組んでいます。
また、農業、漁業に加え、暮らしにまつわる手仕事も生業のひとつになっていて、製材するところから木でスプーンを作り、綿花を栽培して、糸紡ぎもされています。季節に合わせて、さまざまな体験をすることができます。