夏の台所

採れたての野菜を食す

太陽の日差しをいっぱいに
浴びた野菜は夏を乗り切るための瑞々しい栄養源。
色鮮やかに実った野菜や海のおいしい食材を
たっぷりいただきましょう。

今日のごちそう

土鍋で炊いたおむすび

奥出雲で昔ながらの農業を営む白山さんの古民家では囲炉裏で料理体験ができます。白山さんは伊勢神社から許可された奉納米「イセヒカリ」を栽培しています。その米を使い、まず土鍋でご飯炊きを行います。火加減を調整しながら、土鍋から漂う米の匂いがポイント。お焦げ加減もここで調整できるのです。出来上がったご飯を蒸らしている間に、奥出雲在来種のソバ粉を使ったガレットの生地焼きを。ガレットを焼くときもソバの香がほのかに漂います。「食」と「匂い」は互いに紐づいているようで、心にも食欲にも響いてきます。出来上がったガレットは食べやすい大きさに切り、自家製の漬物や梅干、納豆などを巻いていただきます。炊き上がったご飯はおむすびにし、酒粕たっぷりのみそ汁をそえて田舎料理の出来上がりです。

炊き上がったら、よく蒸らしてから 混ぜましょう。

土鍋に米と水を入れ、囲炉裏に掛けます。火加減は、昔から言われているように「始めチョロチョロ、なかパッパ、赤子が泣いてもフタとるな」です。